鉄瓶とIHは好相性!気楽に始める鉄瓶のある暮らしのススメ

家時間が増え、白湯を習慣にし始める人も増えてきました。

白湯を飲み始めると、電気ケトルで沸かしたお湯が気になり、もっとこだわりたい、丁寧に、体を労る感覚でその時間を過ごしたいと思い始める人も多いと思います。

でも、鉄瓶というと直火のイメージがありませんか?

私もそう思っていました。しかし、実際使ってみるとIHと鉄瓶の相性の良さをひしひしと感じました。

IHの方こそ、鉄瓶は気楽に始められるのでオススメです。

IHで使える鉄瓶と選び方

鉄瓶と言っても、初めて購入を検討した場合、どれを選べばいいのか迷うものです。

我が家は、今のお家がIHなので、IHで使える鉄瓶を探しました。

IHで使える鉄瓶は多くないので、購入の際に気をつける注意点をお伝えします。

鉄瓶を選ぶ際の注意

鉄瓶には、底の小さい丸っこいものや、くぼんでいるもの、底に突起のような脚がついているものがあります。

IHで鉄瓶を使う場合、底の面は平らでないと反応せずに加熱されません。IH対応と書かれているものを購入するようにし、底の面の大きさでIHのセンサーが反応しないこともあるので、底の大きさも確認するようにしましょう。

その他、内側に光沢のあるホーロー加工されているものは、錆びにくい代わりに、鉄瓶のメリットでもある鉄分が補給出来ないため、鉄分を補給する目的の方は、選ぶ際に注意してください。

サイズの選び方

大は小を兼ねると言いますが、鉄瓶の場合、サイズの大きいものはとても重く、初めて購入する方はその重さにビックリするかと思います。

必要以上の大きさのものを購入すると扱いにくく、鉄瓶を日々の日課にするのには大変になってくると思います。

まずは、用途を考えてから、必要サイズの少し大きめのものを購入するのが良いと思います。

我が家は私と夫が毎朝、鉄瓶で淹れた白湯をコップ一杯飲むという目的で購入し、日々ストレスなく使っています。

コップ一杯200m lが目安です。

2杯で400mlですが、水を満タン入れて沸騰させてしまうと溢れて危ないので、7〜8割程度までしか水を入ません。

その為、必要の容量より大きめを購入する必要があります。

その事から、我が家は400ml + 蒸発する分と、満タンに入れられない事を考慮して、満水時650mlの鉄瓶を選びました。

中には、鉄分摂取の為にお味噌汁のお湯を沸かす時に鉄瓶を使う方もいます。そのような使い方をする予定がある方は、もう一度必要容量を確認してみてください。 

愛用しているオススメの鉄瓶

購入してから数年経った私が使っているオススメの鉄瓶をご紹介します。

IH対応で我が家に必要なサイズ( 満水時650ml )で、たくさんの方が使っていて情報も多く、信頼できるもの。

見た目にも可愛らしい、南部鉄器の岩鋳( いわちゅう )さんの鉄瓶です。


箱を開けた時の、コロンと小さく、でも思わず『可愛い〜』と思ってしまうフォルム。大切にしようと思った瞬間でした。

900mlの大きいサイズはコチラです


毎日の生活に鉄瓶を取り入れるメリットと、デメリットへの対処法

鉄瓶のメリット

  1. 鉄分が補給できる
  2. 水道水に含まれるカルキを鉄が吸着し、とてもまろやかになる
  3. お茶やコーヒーも、より一層美味しく感じる
  4. ずっと使えて育てる楽しみがある

1. 鉄分が補給できる

私が鉄瓶を使うキッカケとなったのが、貧血でした。

毎朝、錠剤になった鉄剤を飲む生活から、毎朝鉄瓶でゆっくり水を沸かし、まろやかな白湯を作って飲み、同時に鉄分を摂取できるという鉄瓶は私にとってすぐにでも必要だと思ったのがキッカケでした。

鉄分を補給するのが目的の方は、内側が光沢のあるホーロー加工がされていないものを選んでください。

ホーロー加工のされている鉄瓶は、錆びにくいというメリットもありますが、鉄分が溶け出さず鉄分を補給することができません。

初めて購入する方は間違えることも多いので注意が必要です。

2. 水道水に含まれるカルキを鉄が吸着し、とてもまろやかになる

私が白湯を始めた頃、最初はケトルでお湯を沸かしていました。

喉に何かが張り付くような、詰まるような感覚がありました。それがカルキを意識したキッカケとなりました。

鉄瓶でゆっくり沸かした白湯は、鉄瓶がカルキを吸着してくれることにより、とってもまろやかで、喉越しのいい白湯になり、鉄瓶の良さを再確認しました。

3. お茶やコーヒーも、より一層美味しく感じる

自宅で美味しくコーヒーを淹れたいという方も増え、鉄瓶で沸かすことによりお湯がまろやかになり、コーヒーやお茶を淹れた時の喉越しの違いに気がつく方もいると思います。

そんなワンランクアップしたお家時間も楽しみの一つになります。

4. ずっと使えて育てる楽しみがある

鉄瓶は一生使えるものであり、一生使うために育てていくのも楽しみの一つです。

インテリアとしても映えるので、キッチンの目立つところに置きたくなります。

鉄瓶のデメリット

電気ケトルに慣れていると、鉄瓶の手間を心配する方は多いと思います。

実際に使ってみて、デメリットに対して私がしている対処法もご紹介します。

  1. 持ち手やフタが熱くなる
  2. 美味しい白湯を作るのに時間がかかる
  3. 使用後、フタも含めて必ず乾かさないといけない

これは購入前に感じていたデメリットでしたが、育てる、という意味ではとてもワクワクするデメリットでした。

1. 持ち手やフタが熱くなる対処法

鉄の持ち手やフタは、想像以上に熱くなります。

そこで、私は持ち手に厚めのレザーでカバーを作りました。ハンドタオルで持っていた時は、ズレて火傷するんじゃないかとヒヤヒヤしていましたが、レザーのカバーで心配いらなくなり、レザーカバーも一緒に育て馴染んでいく楽しみとなりました。

私は手作りしましたが、今はたくさんの素敵な持ち手カバーがあるので探してみると楽しいと思います。

2 . 美味しい白湯を作るのに時間がかかる

鉄瓶で白湯を作るのにはお水を鉄瓶に入れてから10〜15分程かかります。

まろやかで美味しい白湯を作る為には、沸騰してから沸かし続けることが必要な為、待ってる時間も長くなります。

しかし、IHの場合は中火以下にしてタイマーを設定して待つだけです。火が出ないので安心して待つことができます。 

https://kuranoha.com/iron-kettle-start/

3 .使用後、フタを含めて必ず乾かさないといけない

鉄瓶は、少しでも水分が残っていると、すぐに錆びてしまいます。

まずは出来上がった湯を全て出し切ったら、IHに戻して弱で1分タイマーして温めます。それだけで残った水分はなくなり乾きます。

蓋は残った水分を軽く拭いて置いておくと自然と予熱で乾きます。

乾いた後も鉄瓶は熱くなっているので冷めるまでは放置、もしくは瓶敷や鍋敷きにおいて冷ますのが最善です。

購入する際はサイズを確かめてご購入ください。




まとめ

IHと鉄瓶はとても相性がよく、タイマーを使うことで気楽に鉄瓶生活が送れます。

大きすぎるものは避け、必要な容量より少し大きめのサイズを選ぶことで、毎日の生活に取り入れやすくなります。

デメリットも、慣れてくるとデメリットではなくなり、毎日のルーティーンとして自然とこなせるようになります。

愛着を持って鉄瓶を育てるだけで、丁寧な暮らしをしているような、そんな気分にさせてくれるアイテムです。